発熱ないUTI男性の抗菌薬治療、7日間が14日間に非劣性
2021年8月5日
Journal of the American Medical Association
症候性尿路感染症(UTI)と推定された発熱がない男性患者272例(年齢中央値69歳)を対象に、抗菌薬による治療期間を無作為化二重盲検プラセボ対照非劣性試験で検討。参加者に治療第7日まで抗菌薬(シプロフロキサシンまたはトリメトプリム・スルファメトキサゾール)を投与し、第8日に抗菌薬継続群とプラセボ群(各136例)に割り付け、第14日まで割り付けた治療を継続したた。主要評価項目は、抗菌薬治療終了14日後までのUTI症状消失とした(非劣性マージン10%)。 254例(93.4%)を主解析の対象とした。7日群131例中122例(93.1%)、14日群123例中111例(90.2%)に主要評価項目の症状消失を認め(差2.9%、片側97.5%CI -5.2%-∞)、非劣性の基準を満たした。無作為化した全例を対象とした副次解析では、7日群136例中125例(91.9%)、14日群136例中123例(90.4%)で症状が消失した(同1.5%、-5.8%-∞)。7日群131例中13例(9.9%)、14日群123例中15例(12.9%)に副次評価項目に規定したUTI症状再発を認め(差-3.0%、95%CI...
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