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2019年の世界の喫煙に起因する死亡者は推定769万人

2021年6月9日  Lancet

世界の疾病負担研究(Global Burden of Diseases, Injuries, and Risk Factors Study)の一環として、1990-2019年の204の国と地域の喫煙率および喫煙に起因する疾病負担を年齢別および男女別に推定した。 その結果、2019年の世界の現喫煙者は11億4000万人(95%不確定区間11億3000万-11億6000万)、たばこ消費量(紙巻きたばこ当量)は7兆4100億本(同7兆1100億-7兆7400億)だった。1990年以降、喫煙率は15歳以上の男女で有意に低下[男性で27.5%(同26.5-28.5)低下、女性で37.7%(同35.4-39.9)低下]したが、人口増加により喫煙者の総数は1990年の9億9000万人(同9億8000万-10億)から有意に増加した。2019年の世界の喫煙に起因する死亡者は769万人(同716万-820万)、障害調整生存年(DALY)は2億(同1億8500万-2億1400万)で、喫煙は男性の死亡の主要危険因子だった[男性の死亡の20.2%(同19.3-21.1)]。喫煙に起因する死亡者769万人のうち...