「砂糖税」導入で飲料に含まれる砂糖購入量が減少、英

英国で加糖飲料産業税（soft drinks industry levy：SDIL、2018年4月導入）導入後の飲料および菓子類の世帯購入量の変化を調査。市場調査会社の世帯パネル（週当たりの平均参加者数：2万2183例）のデータを利用し、結果を分割時系列分析で評価した。 税制の公布前のトレンドから推定した反事実モデルと比較すると、高税率区分（砂糖含有量8g/100mL以上、課税額0.24ポンド/L）飲料の購入量が1世帯当たり週155mL（44.3％）減少し、飲料に含まれる砂糖の購入量は18.0g（45.9％）減少した。低税率区分（同5-8g/100mL、0.18ポンド/L）飲料の購入量は、1世帯当たり週177.3mL（85.9％）減少し、飲料に含まれる砂糖12.5g（86.2％）が減少した。非課税飲料全体の購入量に変化はないものの、砂糖の購入量は1世帯当たり週15.3g（166.4％）増加した。全清涼飲料を統合すると、飲料の購入量に変化はないが、飲料に含まれる砂糖の購入量が29.5g（9.8％）減少した。菓子類およびアルコール飲料の購入量に変化はなかった。 この記事への読者の皆様（医...