COVID-19感染力は気温と紫外線量の影響を受けない
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の累積発症率および基本再生産数(R0)に気象学的因子[気温、相対湿度、紫外線(UV)量]が及ぼす影響を検討した。European Respiratory Journal誌2020年4月10日付電子版Research Letterでの報告。 中華人民共和国国家衛生健康委員会の発表データからCOVID-19確定例に関する情報を収集。2020年3月9日時点で10例以上が報告されていた224都市(湖北省外207、湖北省内17)の累積確定例数を用いて、流行がピークに達した2月10日時点で50例以上が報告されていた62都市(同50、12)のR0を算出した。このほか、中国国内のデータ共有サービスシステムから毎日の平均気温と相対湿度などの気象データを収集。UV量については、オランダ・フィンランドのオゾン監視装置(OMI)データから日積算紅斑紫外線量(EDD)を抽出し、都市エリア内で一致するEDD平均値を各都市の毎日の平均EDD値として割り当てた。 224都市の平均気温は5.9±7.5℃(幅-17.8-22.0℃)、EDDは1332.5±594.0(385....
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