アルツハイマー病治療薬verubecestatのP3、有効性認めず早期終了
2018年6月20日
New England Journal of Medicine
軽症ないし中等症アルツハイマー病患者1958例を対象に、BACE-1阻害薬verubecestatの効果を無作為化比較試験で検討した。 その結果、認知機能を評価するADAS-cogスコアの78週平均変化度はverubecestat 12mg群7.9、40mg群8.0、プラセボ群7.7、身体機能を評価するADCS-ADLスコアはそれぞれ-8.4、-8.2、-8.9だった。verubecestat群の方がプラセボ群より発赤、転倒、睡眠障害、希死念慮、体重減少、毛髪変色などの有害事象発生頻度が高かった。有効性が認められなかったため、本試験は50ヵ月で早期終了した。...
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