歯科医師もワクチン接種可能に、GW前にも事務連絡へ
レポート
2021年4月23日 (金)
岩崎雅子(m3.com編集部)
厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に係る人材に関する懇談会」(座長:田上順次・東京医科歯科大学名誉教授、中谷晴昭・千葉大学理事・副学長)は4月23日、医師の予診を経た上で歯科医師による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種を認める厚労省案に合意した。医師や看護師が確保できない場合の集団接種に限り、筋肉注射の経験や研修を必要とする。厚労省はゴールデンウィーク前にも事務連絡を発出する方針。
今回歯科医師によるワクチン接種が認められるのは、(1)迅速なワクチン接種を進める必要性がある中で必要な医師・看護師等の確保ができず、歯科医師の協力なしには集団接種が実施できない、(2)歯科医師が筋肉注射の経験を有している、またはCOVID-19ワクチン接種のための研修を受けている、(3)歯科医師による接種について患者の同意がある──の3点を満たした場合。集団接種の予診は医師が担当するため、医師の指示の下で接種を行う形となる。...
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