1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「1日100人切るレベルまで行けば」都医猪口副会長

「1日100人切るレベルまで行けば」都医猪口副会長

レポート 2021年2月9日 (火)  水谷悠(m3.com編集部)

東京都医師会副会長の猪口正孝氏は2月9日の記者会見で、都内の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応の医療提供体制について、1日の感染者数を2020年夏の第2波が収まった後の150人前後の水準までしか減らせなければ再び危機的な状況に陥る可能性があるとして、「1日100人を切るレベルまで行けば医療提供体制は3カ月間くらいあまりがたがた言わなくて済む。(緊急事態宣言解除後に)また2カ月くらいで緊急事態になって1000、 2000、4000床と確保しないといけないのは避けたい」と述べた上で、「ここの踏ん張りで将来大きく違ってくると思う」と都民にもうしばらくの辛抱を求めた。 猪口氏 会長の尾崎治夫氏も、2月4日の指標で感染者の7日間平均の増加比が67%となっていることから、「このペースで3月7日に100人台は不可能ではない、絵空事ではない。医療体制、医療従事者に余裕が出てきている状況でワクチン接種につなげていきたい」と強調。国の指標でステージIIIの1日500人を目安とする見方については、京都大学大学院教授の西浦博氏や東京大学大学院経済学研究科准教授の仲田泰祐氏が、ステージIIIで解除...