1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「集団接種への協力には適切な時間給」「V-SYSは代理入力」-中島祐二・練馬区健康部住民接種担当課長に聞く◆Vol.2

「集団接種への協力には適切な時間給」「V-SYSは代理入力」-中島祐二・練馬区健康部住民接種担当課長に聞く◆Vol.2

レポート 2021年2月14日 (日)  大西裕康(m3.com編集部)

【中島祐二・練馬区健康部住民接種担当課長に聞く】 Vol.1 『診療所250カ所以上でワクチン接種、「練馬区モデル」とは』はコチラ ――地域の医療関係者が大変協力的である点は心強いと思いますが、誰も経験したことがない大規模な接種体制の運用に向けて、現時点で不安な点はありますか。 細部については、公的病院の医療従事者が対象の先行接種や3月に始まる見通しの優先接種の状況などからも学びながら、これから調整していく内容も多く、不安要素は少なくありません。ファイザー製のワクチン接種から始まる見通しですが、「氷点下75℃以下での保管」に始まり、ディープフリーザーからの小分け、接種場所での冷蔵庫保管、1バイアル6人分、希釈後の使用期限など、接種までのあらゆる段階にボトルネックになる可能性が潜んでいると言えます。特に、予約キャンセルなどが重なり、余ったワクチンの使用期限が過ぎてしまって廃棄することがないような「ワクチンロス対策」が必要です。 (練馬区健康部住民接種担当課長・中島氏) ワクチンロス対策として、搬送関連では、「1日の予約数は6の倍数」や「週2回の移送で5日以内に接種を完了する体制」など、計...