「日本の科学をもっと元気に！」、日本版AAAS 設立準備委員会発足

日本版AAAS 設立準備委員会が2月1日、発足した。「日本の科学をもっと元気に！」という思いから、対話を通じた科学技術の振興を行うボトムアップ型の組織として日本科学振興協会(Japanese Association for the Advancement of Science; JAAS; 仮称)を立ち上げるのが狙い。発足時の委員は若手研究者ら46人で、人文社会学、自然科学、工学など分野は多岐にわたる。賛同者は1月21日の時点で340人。2月14日まで「日本版AAAS」の正式名称案を募集。今年6月にNPO法人として設立予定で、できるだけ早い時期に委員1000人、設立3年後に1万人程度を目指す（詳細は、準備委員会のホームページ）。 JAASは、科学雑誌Science誌の出版などで有名な世界最大級の科学普及団体、米国のAAAS（American Association for the Advancement of Science；米科学振興協会）に倣った組織。分野を問わず、さまざまな科学分野で、市民や政策担当者との対話の場を設けたり、研究環境・システムの最適化・健全化を進める方針。年1回の...