「新型コロナで離職」第1波で看護職員15.4%、日看協調査
レポート
2020年12月23日 (水)
水谷悠(m3.com編集部)
日本看護協会は12月22日、「看護職員の新型コロナウイルス感染症対応に関する実態調査」の結果を発表し、病院の15.4%が第1波の時期に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を理由とした看護職員の離職があったと回答した。感染症指定医療機関、COVID-19受け入れ重点医療機関、同疑い患者受け入れ協力機関(以下、感染症指定医療機関等)に限れば21.3%に上り、福井トシ子会長は「第1波を対象とした調査でもこのような状況で、最大の波が来ている現在、看護職員の精神の疲労もピークを迎えている。使命感だけでは限界に近づいている」と訴えた(資料は、日看協のホームページ)。 調査は9月8日から9月28日にかけて、病院、介護保険施設、訪問看護ステーションの看護管理者と、感染管理認定看護師、それ以外の認定看護師・専門看護師、都道府県看護協会会長、日看協の呼びかけに応えて復職した看護職員、その他個人の看護職員を対象にWebで実施。このうち病院看護管理者の有効回答は全国8257施設 のうち33.5%の2765施設、うち感染症指定医療機関等は1138施設だった(それ以外の属性については資料参照)。 病院看護...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。