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新型コロナ診療ストレス、9項目で簡便に評価

レポート 2020年11月25日 (水)  星野桃代(m3.com編集部)

東京医科歯科大学は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の診療に従事する医療者のストレスを検出する新しい評価尺度として「Tokyo Metropolitan Distress Scale for Pandemic (TMDP)」を開発したと発表した。9項目の質問に対し、自身の状態に近い選択肢を5段階(「1度もない」~「とてもよくある」)から選ぶことで、医療者 が感じている感染への不安感と、人間関係や収入といった社会的ストレスを簡便にアセスメントできる。同大医学部附属病院精神科教授の高橋英彦氏は「一般的に広く用いられているうつ状態尺度(PHQ-9)や不安尺度(GAD-7)、ストレス尺度(PSS-10)などを複数組み合わせて使うのは、アセスメントする側とされる側双方への負担が大きい。しかし、TMDPは9項目のみでうつ状態や不安感、COVID-19特有の社会的偏見や経済的負荷を検出でき、簡便にアセスメントできるのが特徴だ」と話した。研究成果は11月23日、オンライン版「Psychiatry and Clinical Neurosciences」に掲載された(オンラインぺージはこちら)...