都の感染者増加比133％「4週続けば1日1020人に」（2020/11/19追記）

東京都は11月19日に新型コロナウイルス感染症モニタリング会議を開き、都の感染状況の警戒レベルを4段階中、一番上の「感染が拡大していると思われる」（赤色）に引き上げた。国立国際医療研究センター国際感染症センター長の大曲貴夫氏は、直近7日間平均の新規陽性者数の増加比が133％であることを踏まえ、「この増加比が4週間続くと、新規陽性者数は約3.1倍の1日当たり1020人になる」と強い警戒感を表明。「急速な感染拡大の局面を迎えている」と警鐘を鳴らした（資料は都のホームページ）。 医療提供体制については、東京都医師会副会長の猪口正孝氏が、入院が必要な患者に対応できる病床確保が急務と訴え、「重症患者数の増加が続けば、通常医療の維持と重症患者のための病床確保の両立が困難になる。今回はだいだい色（4段階中上から2番目）を維持しているものの、切迫してきている」と述べた。 （東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議11月19日資料より） ※クリックで拡大 2人の説明を踏まえ、小池百合子都知事は、「今週は高齢者の感染が急増しており、高齢者や基礎疾患を持つ方、その同居者はなるべく会食を控えてほしい」と...