コロナ専門病院は毎月3億円の赤字 - COVID-19座談会(大阪編)Vol.2
スペシャル企画
2020年10月17日 (土)
聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)
【COVID-19対応の現在・過去・未来(大阪編)】 Vol.1◆全国初のコロナ専門病院が抱える2つの課題 Vol.2◆コロナ専門病院は毎月3億円の赤字 Vol.3◆十三市民病院では挿管ゼロ、コロナ診療の分担のあり方 Vol.4◆大阪府内で「コロナで開業医2人が死亡」の背景 Vol.5◆まじめな人ほど症状悪化、コロナ禍の受診抑制 Vol.6◆「専門病院にするのは今回だけにして欲しい」 【出席者】 ・大阪府医師会会長:茂松茂人先生 ・大阪市立十三市民病院病院長:西口幸雄先生 ・ふくだ内科クリニック院長/大阪府内科医会会長:福田正博先生 西口:コロナ専門病院として直面した課題に、高齢者の問題があります。新型コロナの退院基準を満たしても、リハビリが必要だったり、一人では身の回りのことができなかったりして、すぐに自宅に帰れない人がたくさんいます。特に最近は、若年層は自宅やホテル療養が多くなり、入院するのは高齢者が多くなっていることから、このような方々を引き受けてくださる医療施設を確保してもらわないといけない。 退院基準を満たし、元の高齢者施設に戻ろうとしてもその施設でクラスターが発生し、戻れな...
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