「接待を伴う飲食店」への出入り自粛要請、小池都知事
レポート
2020年3月31日 (火)
橋本佳子(m3.com編集長)
東京都の小池百合子知事は3月30日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止に向け、バーやナイトクラブなど接待を伴う飲食店への出入りを当面自粛するよう要請した。「孤発例」の約3割が、これらの「特定業種」との関連が疑われるためだ。併せて改めて、週末の不要不急の外出、平日もできる限り自宅で仕事をし、外出を控えるよう呼びかけた。 会見に先立ち、東京都の小池百合子知事が本部長を務める、第15回東京都新型コロナウイルス感染症対策本部会議が開催された。 小池知事は、「感染爆発の重大局面」であることには変わりはないとして、医療体制を危機的な状況に追い込まないためにも、若者にはカラオケやライブハウスなど、中高年についてはバーなど、「密閉・密集・密接」の空間を避けるよう、改めて要請した。「オーバーシュートを避け、命を守るためには、都民の協力が必要。爆発的な感染になるかどうか、まさに岐路に立っている」。 「現状で緊急事態宣言に該当するか」との質問には、小池知事は「国はギリギリの状態と発言している」と述べるにとどまり、最終的には国家としての判断となるとした。「緊急事態宣言」が出...
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