「クラスター対策で、感染拡大防止を」、第3回専門家会議
レポート
2020年2月24日 (月)
橋本佳子(m3.com編集長)
政府は2月24日、第3回新型コロナウイルス感染症対策専門家会議(座長:脇田隆字国立感染症研究所所長)を開催し、政府が策定予定の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する総合的な基本方針のたたき台について議論した。非公開で行われた専門家会議後に、記者ブリーフィングした厚労省大臣官房審議官の迫井正深氏によると、(1)感染拡大を抑えるために、クラスターをいかに捉え、どう対応すべきか、(2)そのために必要な情報をいかに国民に伝え、行動してもらうか、(3)COVID-19と、新型インフルエンザ感染症との違い――の3点が主要な論点になったという(同日夜に、同会議が発表した見解は厚生労働省のホームページを参照)。 迫井審議官は、「クラスターをいかに的確に捉え、感染拡大をいかに抑えるかが重要。同時に、国民にどう情報を伝え、感染拡大防止のために的確な知識で行動してもらうかが鍵となる」と説明した。「専門家会議では、今、実施していることを現状追認的に議論したのではなく、もっと集中的にやっていくべき、今が大事という認識だった」。 政府は新型コロナウイルス感染症対策本部を2月25日に開催し、専門家会議...
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