日医と四病協、働き方改革など評価
レポート
2020年2月10日 (月)
水谷悠(m3.com編集部)
日本医師会と四病院団体協議会は2月7日、中医協が2020年度診療報酬改定を答申したことを受けて合同記者会見を開催し、各団体の会長が見解を述べた(『2020年度診療報酬改定、加藤厚労相に答申』を参照)。日医の横倉義武氏は「医療従事者の働き方改革の推進、外来医療の機能分化とかかりつけ医の機能強化、薬価制度の見直し、医療技術の適正評価、重症度、医療・看護必要度の見直しの5つがポイントと考えている」と指摘。日本病院会の相澤孝夫氏は「救急をやり、しかも手術をたくさんやっている病院に厚く診療報酬が手当てされたのではないか」、全日本病院協会の猪口雄二氏は「常勤、専従という考え方が変わってきた。これは運営する上でかなり大きい」などと評価した。 左から山崎、横倉、相澤、猪口、加納各氏 各会長の見解の概要は次の通り。 日本医師会・横倉義武氏 医師の働き方改革を進めるにあたり地域の救急医療が維持できるよう救急搬送2000件以上の医療機関を診療報酬で、2000件未満で地域医療に特別の役割がある医療機関などは基金の補助対象となった。地域の実情に応じて、適切に基金が使えるよう改めて求めていく。働き方改革の推進につ...
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