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新薬14成分33品目の薬価了承、費用対効果評価の対象は2成分

レポート 2019年11月13日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は11月13日、14成分33品目の薬価を了承した。内訳は、内用薬6成分13品目、注射薬5成分13品目、外用薬3成分7品目。薬価収載は11月19日。腫瘍用薬キイトルーダ点滴静注(ペムブロリズマブ)を市場拡大再算定の対象とし、薬価を17.5%引き下げることも了承した(資料は、厚生労働省のホームページ)。 新薬のうち、費用対効果評価の対象となるのは、精神神経用剤(うつ病・うつ状態用薬)のトリンテリックス錠(ボルチオキセチン臭化水素酸塩)と循環器官用薬のコララン錠(イバブラジン塩酸塩)。ピーク時の市場規模(予測)はそれぞれ100億円以上、50億円以上100億円未満。 キイトルーダ点滴静注が市場拡大再算定の対象となったのは、2018年度薬価制度改革により、基準に合致した場合、年4回の新薬収載時に合わせて再算定を行う新ルールが導入されたことに伴う対応。「年間販売額が1000億円超かつ基準年間販売額の1.5倍超」などの要件に該当すると判断された。キイトルーダ点滴静注 20mgの場合、現行薬価が7万649円、改定後の薬価は...