学長就任の最終年度、創立150周年を見据えて-竹中洋・京都府立医大学長に聞く
インタビュー
2019年10月25日 (金)
聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)
2017年に前学長の問題を受けて、京都府立医大の学長に就任した竹中洋氏。大阪医科大学での学長・病院長経験を踏まえて、どのように大学改革に取り組んできたのか。任期3年の最終年にあたり、これまでの取り組みと2022年の創立150周年に向けた展望を聞いた(就任の経緯は『京都府立医大新学長に竹中・元大阪医科大学長』)。(2019年7月30日にインタビュー) ――2017年に学長に就任し、今年が最終年度となります。これまでに最も力を入れてきたことは何でしょうか。 言うまでもないことですが、教育に責任を持つということが大学の一番大きな役割です。学生は我々にとっては一番大事にしなければならない存在です。公立大学なので京都府庁から人事異動で来ている職員もいます。改めて「教職協働」を訴えましたが、教員だけでなく、職員にも、学生が成長していくプロセスに関与してほしいと呼びかけました。 竹中洋・京都府立医大学長 就任直後から学生との対話集会を開催しました。私自身は大阪医大の学長をしていた時に、ずいぶん学生とも話をしました。例えば留年した学生には自分で説明して、父兄を含む三者面談にも参加して、月に1回ぐらいは...
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