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「新・家庭医療専門医」、世界標準を目指し本格稼働

レポート 2019年8月5日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本プライマリ・ケア連合学会は7月の臨時理事会で「新・家庭医療専門医」の養成開始を了承、7月27日と8月3日の2回にわたり、都内で研修プログラム責任者向けの説明会を開催した。 理事長の草場鉄周氏は8月3日の説明会で、WONCA(世界家庭医療学会)が求めるプライマリ・ケア研修の基準をクリアした、世界標準の家庭医療専門医の養成を目指すとあいさつ。「日本専門医機構が運営・認定する総合診療専門医のサブスペシャルティという位置付けだが、総合診療専門医と連動しながら、当初から新・家庭医療専門医を目指し、できる限り多くの専攻医、指導医の先生方に目指してもらいたい。また研修プログラムの基準は、少しハードルが高いと思う部分もあるかもしれないが、クオリティーが高く、若い先生にとって実力がつく研修制度を学会としては作っていきたい」と抱負を語った。 日本プライマリ・ケア連合学会理事長の草場鉄周氏 「新・家庭医療専門医」の養成は、今年5月の理事会で方針を決定、第10回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会の際に公表していた(『「新・家庭医療専門医」、総合診療専門医のサブスペ創設へ』を参照)。 「新・家庭医療専門医...