参院選立候補者、HPVワクチンの勧奨再開「反対」が半数
レポート
2019年7月19日 (金)
高橋直純(m3.com編集部)
一般社団法人「予防医療普及協会」は7月18日、299人の参院議員選立候補者へHPVワクチン積極勧奨の賛否を尋ねたアンケートの結果を公表した。回答は3分の1にとどまり、そのうち「反対」が半数以上だった。同日、厚生労働省で記者会見した協会理事で実業家の堀江貴文氏は「政治的権力を持っている人が、自らの判断で覚悟を決めて勧奨再開という重要な決断をして若い人たちの命を守ってほしい」と訴えた。 同協会は医師や実業家、クリエーターら予防医療の普及活動を行っており、HPVワクチンに関する啓発のためのクラウドファンディングや署名活動を行っている(『ホリエモンらと進める「予防医療」の普及 - 鈴木英雄・筑波大学附属病院つくば予防医学研究センター副部長に聞く』を参照)。 今回のアンケートでは、2019年参院選に参院選の全立候補者299人に「HPVワクチンの積極勧奨について、早期に再開すべきと思いますか」と質問。31.1%に当たる93人から回答があった。回答結果は「再開すべき」が20人(22%)、「再開すべきでない」が51人(54%)、「どちらとも言えない」が22人(25%)だった。 予防医療普及協会提供 結...
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