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ハーバード大留学、一時は帰国もWHOへ【平成の医療史◆特別編】

スペシャル企画 2019年5月9日 (木)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

【渋谷健司・前東京大学教授の「私の医歴書」】 Vol.1◆東大教授を辞任、英国で新たなチャレンジ Vol.2◆医局所属せずキャリア拓く、恩師との出会い Vol.3◆ハーバード大留学、一時は帰国もWHOへ Vol.4◆WHO事務局長選挙のあおり、不遇の時代も Vol.5◆東大教授に、「大変な選択肢選べ」が後押し Vol.6◆Lancet日本特集号監修、教室発展の契機に Vol.7◆「保健医療2035」厚労相の一本の電話から Vol.8◆ビジョン検討会「炎上するなら私が」 Vol.9◆東大医学部の世界ランキング、向上に貢献 Vol.10◆「成功への王道なし」、自身で道切り拓け ――1993年から1999年まで、ハーバード大学に在籍。この間に、最も影響を受けたのが、クリストファー・マレー(現米国ワシントン大学保健指標評価研究所所長)。 クリストファー・マレーは、私より少し年上で、当時はSchool of Public Healthの新任助教でした。たまたま取った彼の授業で、数式に間違いがあって、それを指摘したら、「ちょっと話しに来い」と言われ、私も彼も数学が好きだったので、それですぐに意気投...