オンライン診療で緊急避妊薬処方、検討へ

厚生労働省は2月8日、「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」（座長：一般財団法人医療情報システム開発センター理事長の山本隆一氏）の第2回会議を開催し、初診対面診療の原則の例外として提案・要望があった緊急避妊薬の処方について議論を行い、今後専門家の意見を聞いた上で検討を進めるとした（資料は、厚労省のホームページ）。 8日に開催された「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」 厚労省が2018年3月に発出した「オンライン診療の適切な実施に関する指針」では、オンライン診療では初診は対面診療が原則としている。ただし、オンライン診療を用いて得られた患者の心身の状態に関する情報のみであっても、診断や治療方針の決定が可能であり、かつリスクが極めて低い場合においては、例外として初診からのオンライン診療を可能としている。 初診からオンライン診療が可能なものとしては、現行の指針では、禁煙外来のみが明示されているが、検討会ではこれまで提案・要望等があった事例として「男性型脱毛症（AGA）」「勃起不全症（ED）」「季節性アレルギー性鼻炎」「性感染症」「緊急避妊薬...