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乳腺外科医「触診や画像撮影は『適切』」

レポート 2018年10月5日 (金)  高橋直純(m3.com編集部)

東京都足立区の柳原病院で自身が執刀した女性患者に対してわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪で逮捕・起訴された男性外科医に対する東京地裁(大川隆男裁判長)での第9回公判が10月4日に開催され、弁護側証人の乳腺外科医への証人尋問があった。被害を訴えた女性患者A氏への男性外科医の触診、写真の撮影法、電子カルテ格納後に写真を削除するなどした扱いなどについて適切だったと評価。術後に一人で診察したことについては、「医療上のマンパワーの問題。看護師が同席すべきだが、多くの病院ではやれていないと思う」と証言した。 弁護側証人は埼玉医科大学総合医療センターブレストケア科教授、診療部長の矢形寛氏(乳腺外科、外科指導医・専門医)。日本乳癌学会、日本乳腺甲状腺超音波医学会、日本乳癌画像研究会などで理事、世話人などを務めており、2010年には共編著として『整容性からみた乳房温存治療ハンドブック』を発刊している。 矢形氏への証人尋問は、法廷内に設置されたディスプレイに矢形氏作成のパワーポイントを映しながら行われた。途中、傍聴席から閲覧できるディスプレイのスイッチを消して、男性外科医が撮影したA氏の写真や乳...