現役足病医が徹底解説「足病医とは?」
オピニオン
2018年10月14日 (日)
ガジザデ・ラミン(MD/DPM)
過去3回の記事では僕が渡米し、足病医になるまでを説明してきました。今回は改めて、「足病医」とはどのような職能なのかを、m3.com編集部から与えられた質問を基に解説していきます! Q. 足病医の歴史的経緯は?足病医がある国は? アメリカ外科あるある:手術が時間通りにスタートすることはまずない あのナポレオンやリンカーン大統領にも専門の足病医がいたらしいので、18世紀には確立していたと言われています。一方、BC時代のエジプトから足を診たり、足のケアをする専門の人がいたという説もあります。足病学の学校が、初めて正式に設立されたのが1895年、ニューヨークにてです。足の爪の病気を専門としたのが初めで、そこから徐々に足、そして足首になったのだという話は聞きますね。足病医制度がある国は、僕が知っている限りアメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドです。 Q. なんで足病医という専門職ができたの?手病医はいる? うーん、一応手専門の整形外科医はいますし、足専門の整形外科医もいます。やはり足の爪を診る専門がいなかったからでしょうか。爪も皮膚科の専門の範囲に該当するのですが、実際爪を切ったり...
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