オプジーボ、薬価37.5%減、用法用量変更で11月から(2018/8/24 訂正)
レポート
2018年8月22日 (水)
橋本佳子(m3.com編集長)
中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は8月22日、オプジーボ(一般名ニボルマブ)の用法用量が8月21日に改訂されたのを受け、「用法用量変化再算定」を適用し、薬価を37.5%引き下げることを了承した。流通在庫を考え、適用は2018年11月1日から(資料は、厚生労働省のホームページ)。 オプジーボは体重換算用量から固定用量に変更され、「2週に1回3mg/kg」から「2週に1回240mg」になった。20mg2mL瓶が5万7225 円から3万5766 円に、100mg10mL1 瓶が27万8029円から17万3768円にそれぞれ引き下げられる。なお、オプジーボについては、体重換算用量のため残薬が問題になっていたが、固定用量への変更でこの問題が解消された。 8月21日付で、「悪性黒色腫の術後補助療法」「化学療法未治療の根治切除または転移性の腎細胞癌」の効能効果が追加され、新たに「がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫」の効能効果も新たに認められた。オプジーボの効能効果は、計7つ。併せて最適使用推進ガイドラインも改訂、あるいは新たに...
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