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重症度、医療・看護必要度って何?

スペシャル企画 2018年4月22日 (日)  水谷悠(m3.com編集部)

Q:入院医療の評価指標の1つである「重症度、医療・看護必要度」とは、どのようなものなのでしょうか? 2008年度診療報酬改定で、急性期などの患者について手厚い看護の必要性、つまり「手のかかり具合」を測るための指標として「重症度・看護必要度」として導入されたのが始まりです。急性期一般入院料の算定要件の一つに「重症度、医療・看護必要度」の該当患者割合の基準があり、例えば急性期一般入院料1なら後述する「重症度、医療・看護必要度I」の該当患者割合が30%以上か、または「重症度、医療・看護必要度II」の該当患者割合が25%以上のいずれかを満たすことが要件。「入院料2」なら「重症度、医療・看護必要度II」の該当患者割合が24%以上が要件となります。 評価項目や基準の見直しが2年に一度の診療報酬改定のたびに行われ、2014年度改定では名称が「重症度、医療・看護必要度」に改められました。2018年度改定では、A「モニタリング及び処置など」(A1~A8の8種類)、B「患者の状況など」(B9 ~B15の7種類)、C「手術などの医学的状況」(C16~C22の7種類)の3項目の構成となっています。 例えばA項...