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手術・手技の報酬、「価値」「アウトカム」反映の検討が重要

レポート 2018年4月13日 (金)  大西裕康(m3.com編集部)

厚生労働省保険局医療課長の迫井正深氏は4月5日、都内で開かれた第118回日本外科学会定期学術集会(会頭:國土典宏・東京大学名誉教授、国立国際医療研究センター理事長)の特別企画で講演し、診療報酬における外科医療の技術評価について、今後は手術や手技の価値やアウトカムをどのように反映するかという検討が重要になるとの認識を示した。 迫井課長は、手術などを診療報酬で評価する場合は、投入されているマンパワーや機器、材料など「プロセス」と「ストラクチャー」が中心になっていると改めて説明。その上で、「今後は、価値あるいは、アウトカムに応じてどう評価していくのかを長い目で議論していく必要がある」と述べた。 2018年度の診療報酬改定では、ロボット支援下内視鏡手術について、新たに12技術を保険医療として認め、診療報酬を設定したことにも言及。「従来の保険収載の考え方を、次世代に向けて新たに整理したものであり、価値で評価していく方向性を加味した。新しい技術であっても、既存技術と同じ価値であれば、同じ報酬としてそれをむしろ活用していただこうという考え」と述べた(2018年度改定におけるロボット支援下内視鏡手術に...