「新専門医制度の仕組み決定、遅い」「情報不足」◆Vol.6
医師調査
2018年4月29日 (日)
橋本佳子(m3.com編集長)
新専門医制度で研修するに当たって「困った」こととして、78.6%の医師が「新専門医制度の仕組み(専門医制度新整備指針など)が決まるのが遅かった」を選んだ(複数回答)。次に多かったのは、「日本専門医機構からの情報不足」(63.4%)。「専攻医登録の仕方が分かりにくかった」(43.1%)も4割を超えた。 新専門医制度は、初期臨床研修のマッチングとは異なり、プログラム統括責任者が希望者との間で決定した後に登録する。登録できるのは、一つのプログラムのみ。その手続きは、総合診療を除いて、各基本領域学会のホームページから、日本専門医機構の登録システムに入り、行う。その上、同機構が1次登録を開始したのは、2017年10月10日で当初の予定より遅れた。「特に困ったことはない」は6.5%にとどまり、新専門医制度の一期生にとっては、戸惑うことが多かったようだ。 Q1.新専門医制度で研修するに当たって困ったこと(n=276、複数回答) 【調査概要】 ・調査対象:m3.com医師会員:296人 ・回答者プロフィール 性別:男性217人、女性79人 年代:卒後2年目 2018年4月からの新専門医制度に基づく研修...
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