「遠隔服薬指導の早急な実施を」内閣府・規制改革推進会議
レポート
2018年3月28日 (水)
長倉克枝(m3.com編集部)
内閣府の規制改革推進会議は3月27日、オンライン医療の推進に向けた公開ディスカッションを開催した。在宅医療やオンライン診療を実施している医療機関等による事例紹介のほか、在宅医療におけるオンラインの活用に向けた議論が行われた。同会議は、高齢化が進む中、在宅医療で完結するためにはオンライン診療のほかオンラインでの服薬指導もできるようにするべきだと主張した(資料は、規制改革推進会議のホームページ参照)。 同会議医療・介護WG座長で弁護士の林いづみ氏が「オンライン医療の推進に向けて」とした発表を行い、高齢化が進み医療資源の減少する中で、在宅医療にオンラインをさらに活用する必要があると訴えた。オンライン医療は、医師が中心となる「オンライン診療」と薬剤師が中心となる「遠隔服薬指導」に分けられる。林氏は、「診療から服薬指導、受診にかかる行為について、医療機関や薬局に行く必要がなく在宅で行う『一気通貫』を進めるべきだが、実現に当たって規制・制度上の課題がある。処方箋確認、服薬指導をオンラインでできるようにすべきだ」とした。 オンライン診療を巡っては、2018年度診療報酬改定で新たに評価されることが決ま...
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