1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 合格率は前年超の92%前後、知識問題に難しさ

合格率は前年超の92%前後、知識問題に難しさ

インタビュー 2018年3月7日 (水)  聞き手・まとめ:大西裕康(m3.com編集部)

新しい医師国家試験出題基準に沿って初めて実施した第112回医師国家試験(2月10~11日)について、エムスリーグループの医師国試対策予備校「TECOM(テコム)」で講師を務める李権二氏は、2017年の第111回に比べて合格率が上がり92%前後になるとの見通しを示した。また、新出題基準によって出題傾向に大きな変化は見られなかったとの認識を示した上で、「知識が試される問題の難易度が若干上がった」との印象を述べた。3月19日の合格発表を前に、第112回国試の特徴などを聞いた(2018年2月27日インタビュー、全2回の連載)。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ――新出題基準に沿って、出題数が500問から400問に減り、試験期間も3日間から2日間に短くなった初めての試験でした。どのような印象をお持ちでしょうか。 李権二氏 意外かもしれませんが、全体的な内容や出題傾向は大幅に変化しなかったというのが第一印象でした。出題基準改定後、初めての試験でしたが、旧出題基準に沿って実施していた過去5年間の傾向を引き継ぐような感じです。難易度も過去5年間の...