大川がんセンター病院長を更迭、神奈川県立病院機構

神奈川県立がんセンターで放射線科医が一斉退職した問題で、センターを運営する神奈川県立病院機構理事長の土屋了介氏は2月2日、記者会見後に、大川伸一病院長を更迭する人事を同日付で発令したことを明らかにした（会見の内容は『神奈川県病院機構、県に真っ向から反論、医師退職問題（2月3日追記）』を参照。）。 2月6日追記神奈川県立病院機構の人事部は2月2日の土屋氏の人事発令は無効であるとの見解を示しました。実際には2月6日までに病院長更迭を含む人事異動は行われておりません。 2月2日付の人事発令は以下の通り。 金森平和：神奈川県立がんセンター病院長代行（がんセンター企画情報部長） 小林寿光：神奈川県立がんセンター病院長補佐（神奈川県立病院機構みらい臨床研究支援センター長） 大川伸一：神奈川県立がんセンター企画情報部長（がんセンター病院長） ※括弧内は発令前の所属 がんセンターの病院長は当面の間、不在となる。病院管理者は病院長代行の金森氏が務める。土屋氏は「責任を明確にし、人心を一新し、管理体制を強化すべく、体制整備の第一弾として人事異動を発令した」と説明している。 2月2日の記者会見では、土屋氏は...