パブコメは597件、2018年度診療報酬改定
レポート
2018年1月31日 (水)
水谷悠(m3.com編集部)
厚生労働省は1月31日の中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)で、「2018年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(現時点の骨子)」について募集したパブリックコメントに、597件(電子メール586件、郵送11件)の意見が寄せられたことを公表した(資料は厚労省のホームページ)。 1月12日から1月19日まで厚労省ホームページで告知し、募集した。意見者の属性は歯科医師が最も多く35.7%、その他の医療従事者が25.8%、薬剤師が13.6%、医師が13.2%。項目別の延べ意見数は1240件で、最も多かったのは「口腔疾患の重症化予防、口腔機能低下への対応、生活の質に配慮した歯科医療の推進」に関する意見で191件。次いで「かかりつけ医、かかりつけ歯科医、かかりつけ薬剤師・薬局の機能の評価」が153件、「質の高い在宅医療・訪問介護の確保」が134件、「医薬品、医療機器、検査などの適正な評価」が127件だった。 主な意見としては、入院医療の再編・統合に関して「医療従事者の負担が増加し、患者の受ける医療サービスの低下を招く恐れがある」や「抜本的な変更は医療...
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