「ダビンチ」手術、一挙に12件を保険適用へ
レポート
2018年1月17日 (水)
水谷悠(m3.com編集部)
中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は1月17日の会議で、手術支援ロボット「ダビンチ」を用いたロボット支援下内視鏡手術について12件を一挙に保険適用することを承認した。これまでに保険適用されている2件と合わせ、14件となる。 現時点では、既存技術と比較した優越性についての科学的根拠が確立されていないが、厚生労働省保険局医療課によると、内視鏡の操作性の高さや、患者の選択肢を広げる観点から、優越性の有無にかかわらず評価することになった。報酬上の評価は既存技術と同程度とする方針。医療技術全体では新規技術107件、既存技術200件、計307件を2018年度診療報酬改定で評価する(資料は厚労省のホームページ)。 2018年度診療報酬改定で保険適用されることになったロボット支援下内視鏡手術は、以下の12件。 胸腔鏡下縦隔悪性腫瘍手術 胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) 胸腔鏡下食道悪性腫瘍手術 胸腔鏡下弁形成術 腹腔鏡下胃切除術 腹腔鏡下噴門側胃切除術 腹腔鏡下胃全摘術 腹腔鏡下直腸切除・切断術 腹腔鏡下膀...
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