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「不都合感じず」「患者の心理的抵抗大」、介護保険への移行困難な理由

レポート 2017年11月12日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省がリハビリテーションを行う病院を対象に実施した調査によると、「維持期リハビリテーションを行っている要介護被保険者のうち、通所リハビリへの移行が困難な理由」は、「月13単位のリハビリで十分であり、不都合を感じていない」が最も多く25.3%、以下、「患者にとって、医療から介護へ移行することに対する心理的抵抗が大きい」(18.2%)、「患者の医学的リスクや専門性の観点から必要なリハビリに対応できない」(11.7%)と続くことが明らかになった。診療所への調査でも、順位は同様であり、「不都合を感じていない」(27.8%)、「心理的抵抗が大きい」(16.7%)、「必要なリハビリに対応できない」(13.9%)。 移行困難な理由が「心理的抵抗が大きい」に該当する患者の要介護度は低く、病院、診療所ともに「要支援1」と「要支援2」の合計が5割を超えていた。「要介護1」まで含めるとほぼ7割。「目標設定等支援・管理料」の「算定実績あり」は病院77.5%、診療所32.0%。 これらのデータは、11月10日の中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)で公表された、「...