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三保連「診療報酬マイナス改定に強く反対」

レポート 2017年11月7日 (火)  水谷悠(m3.com編集部)

三保連(内科系学会社会保険連合、外科系学会社会保険委員会連合、看護系学会等社会保険連合)は11月6日、医師と看護師の働き方改革について、外保連会長の岩中督氏、内保連理事長の工藤翔二氏、看保連代表理事の井部俊子氏の連名で提言書を発表した。 人員増や地域医療、救急医療に携わる医師へのインセンティブの付与など4項目から成り、結びで「次期診療報酬のマイナス改定は、医療崩壊を導きかねず強く反対する」としている。 10月30日に開催した三保連合同シンポジウム「医療における働き方改革:医療現場からの提言に向けて」の議論を踏まえ、取りまとめた。11月5日に、加藤勝信厚生労働大臣と同省保険局に提出した(シンポジウムは『三保連シンポ、「働き方改革には財源」』を参照)。 提言書は次の通り。 提言書 安心・安全で、患者目線の適切な医療を今まで通り提供していくために、内保連、外保連、看保連は医療者の働き方改革に関する合同シンポジウムを開催し、以下に提言を取りまとめた。関係する行政機関が連携し、これらの提言を採択することを望むものである。 医師の過重労働、長時間労働を防ぎ、夜間休日においても適切な医療を提供するた...