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がんゲノム医療、厚労省が今夏に推進計画

レポート 2017年3月27日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省は、「がんゲノム医療推進コンソーシアム懇談会」の第1回会議を3月27日に開催した。がんゲノム情報を用いて、医薬品の適応拡大、がんの診断・治療のほか、革新的新薬の研究開発などにつなげ、より有効・安全な個別化医療の提供体制(がんゲノム医療推進コンソーシアム)の構築が狙い。今夏までに検討を進め、「がんゲノム医療推進計画」の策定につなげるほか、現在検討が進む第3次の「がん対策推進基本計画」、「経済財政運営と改革の基本方針2017」(骨太の方針2017)に反映させることを目指す(資料は、厚労省のホームページ)。 がんゲノム医療推進コンソーシアムは、(1)ゲノム医療提供支援、ゲノム医療実用化支援、研究開発支援などの役割を担う、全国拠点(スーパーコンピューター、ゲノム情報を集積するデータベース、AI(人工知能)などを有する)、(2)がんゲノム拠点(仮)(がん診療連携拠点病院のうち、次世代シーケンサーを持ち、NGSパネル検査が実施できる拠点など)――を設置、学会等などとも連携しながら、「革新的新薬の開発・ゲノム研究の推進」「AI診療支援・ゲノム医療提供支援」「医薬品の適応拡大・条件付き早期承...