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デパスやアモバンなど「投薬上限は30日」

レポート 2016年9月28日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は9月28日、精神安定剤のエチゾラム(商品名デパスなど)、睡眠障害改善剤のゾピクロン(同アモバンなど)について、投薬期間の上限を「30日」と定めることを承認した(資料は、厚生労働省のホームページ)。 これら2剤が新たに「麻薬及び向精神薬取締法」(麻向法)に規定する「向精神薬」に指定され、投薬期間の上限を新たに設ける必要が生じたための対応だ。麻向法の政令公布は10月14日のため、厚労省は10月13日までに、「30日」の上限の適用開始日を通知等で示す方針。10月後半か、11月初めからになる見通し。 「向精神薬」の投薬期間の上限は、14日、30日、90日のいずれかに設定する。今回の2剤の「30日」は、投薬実態や関係団体の意見を踏まえて設定した。 投薬期間の上限設定に当たって、2015年6月審査分の「調剤メディアス」を基に投薬期間の実態を調査した結果、エチゾラムは平均27.0日、85%が「30日以内」、ゾピクロンは平均26.8日、84%が「30日以内」だった。 日本精神科病院協会の「要望書」では、「十分な周知期間を...