ソバルディなど12品目、費用対効果評価で再算定へ
レポート
2016年4月27日 (水)
成相通子(m3.com編集部)
中央社会保険医療協議会費用対効果評価専門部会(委員長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)が4月27日に開かれ、2016年度から試行的導入する費用対効果評価の対象品目として、昨年度保険収載されたC型慢性肝炎治療薬のソバルディやハーボニーなど医薬品7品目と医療機器5品目を選定した。その後に開かれた中医協総会で承認した(資料は厚生労働省のホームページ)。 費用対効果評価は2016年度から試行的導入が始まる。 これらの既に保険収載されている対象品は、企業が提出したデータに基づいて再分析を実施。2016年5月に中医協の下に設置される「費用対効果評価専門組織」が2017年度以降に総合的評価(アプレイザル)を行い、2018年度の薬価改定の際に再算定を検討する。 選定基準は、2013年度から2017年度までに保険適用された品目で、補正加算等が高く、ピーク時の予測売上高が高いものなど。医薬品の対象品目は、類似薬効比較方式ではC型慢性肝炎治療薬が対象になった。ソバルディは補正加算100%で、ピーク時予測売上高が987億円。その類似品としてハーボニー(ピーク時予測売上高1190億円)、ヴィキラッ...
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