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千葉県職員を告訴、亀田総合病院の元副院長・小松氏

レポート 2015年11月30日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

千葉県職員を告訴・告発した小松秀樹氏 医療法人鉄蕉会亀田総合病院(千葉県鴨川市)の元副院長、小松秀樹氏はこのほど、千葉県の職員2人を、公務員職権濫用容疑などで、千葉地検に告訴・告発したことを明らかにした。受理されたのは2015年10月28日。 小松氏は、亀田総合病院への補助金支給などをめぐって、千葉県を批判してきた言動が問題視され、9月25日付で同法人から懲戒解雇処分を受けた(『小松氏に懲戒解雇処分、「到底納得できず」』を参照)。批判を展開してきた事実、つまり千葉県職員の行為が、公務員職権濫用罪などに当たるとして、今回の告訴・告発に踏み切った。メールマガジンなどでの批判から、司法に訴える手段に切り替えたわけだ。 小松氏は、9月25日の懲戒解雇処分後、不服申し立てはしたものの、裁判所に対し、地位保全のための仮処分請求はしていない。「今回の問題の本質は、鉄蕉会と小松氏との間の私的な労働問題ではない。国家・地方公務員の公的な問題として扱われなければいけない」(小松氏の代理人弁護士を務める井上清成氏)からだ。小松氏の副院長の任期は、2016年3月末までだった。半年を待てずに、鉄蕉会が懲戒解雇と...