ノーベル受賞者7人、 「生命科学が拓く未来」を予想
レポート
2015年3月2日 (月)
成相通子(m3.com編集部)
ノーベル賞受賞者と研究者や一般の参加者の対話を目的にしたシンポジウム「ノーベル・プライズ・ダイアログ2015」が3月1日に都内で開かれ、京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥教授や名古屋大学の天野浩教授ら、国内外のノーベル賞受賞者7人が出席し、「生命科学が拓く未来(The Genetic Revolution and its Future Impact)」をテーマに 講演や討論会を行った。山中教授は「iPS細胞は再生医療だけでなく、薬剤開発への貢献が今後ますます重要になる」と強調。天野教授は「LEDは省エネだけでなく、医学の発展にも寄与できる」と指摘し、LEDを使った皮膚病の治療法研究などを紹介した。 最後のパネルディスカッションには、ノーベル化学賞を受賞した田中耕一氏も参加した。 山中教授、iPSの薬剤開発貢献に期待 ノーベル・プライズ・ダイアログは、ノーベル財団と日本学術振興会の2012年から毎年12月にスウェーデンで行われており、スウェーデン以外での開催は今回が初めて。ノーベル化学賞を受賞した田中耕一氏(2002年に受賞)も含め、3人の日本人受賞者のほか、生理学・医学賞を受賞したリチ...
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