指定難病の検討対象610疾病を公表、厚労部会
レポート
2015年2月5日 (木)
高橋直純(m3.com編集部)
今夏から医療費助成の対象となる指定難病第2次実施分を検討する厚生労働省の厚生科学審議会疾病対策部会指定難病検討委員会(委員長:千葉勉・京都大大学院医学研究科消化器内科講座教授)が2月4日に開催され、検討対象となる610の疾病リストが公表された。21の神経疾患と20の難治性てんかんの計41疾病が検討され、全て指定難病の要件を満たしていることが確認された(資料は、厚生労働省のホームページに掲載)。 厚労省によると、 検討対象の610疾病のうち指定難病の要件を満たしているのは約200疾病。要件を満たせば、原則的に指定難病に選ばれる。検討委員会で確認した後、3月からパブリックコメントや学会への意見聴取を行い、5月頃に取りまとめて、医療費助成の開始は7月を予定している。厚労省は2月中に委員会での検討を終わらせたいとしており、3回程度の会議で残り569疾病を検討する。次回は2月13日に開催する。 2月4日に指定難病の要件を満たしていることが確認された41疾病は以下の通り。 (1) 先天性ミオパチー (2) マリネスコ・シェーグレン症候群 (3) 筋ジストロフィー (4) 非ジストロフィー性ミオトニ...
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