医師資格持つ厚労相「誕生しない」が8割超◆Vol.13
医師調査
2014年11月26日 (水)
池田宏之(m3.com編集部)
Q.13 今後10年間で医師資格を持った厚労相が誕生するか Q.13では、「今後10年間で医師資格を持った厚生労働大臣が誕生するか」の予測を聞いた(有効回答数:526人)。2001年に厚生省と労働省が省庁再編で1つになったが、歴代厚労大臣の中で、医師資格を持った人は、初代の坂口力氏のみとなっている。 「誕生する」とした会員は16.7%にとどまり、8割以上が否定的な見解を示した。厚労省は、医療以外にも多くの所管業務があり、少子高齢化時代にあって、その重要性は増している。さらに、安倍晋三政権では医療は「成長産業」と位置付けられた上で、規制改革を求める声が根強い中で、歴代厚労大臣のバックグラウンドは、経済や法律系の大学が出た人物が多い傾向にある。 坂口氏以外に、医療関係の資格を持っていたのは、野田佳彦内閣の時に厚労大臣だった三井弁雄氏のみ(薬剤師)。「医療系の資格を持っているか」が厚労相を選ぶ上で重視される傾向は弱い。 卒後20年を区切りとして「45以上」「45歳未満」を分けてみても、大きな違いはなかった。 「誕生する」と回答した会員に、任意で医師名を挙げてもらったところ、以下のような回答が...
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