成田の医学部新設、石破大臣「結論を出す」
レポート
2014年10月2日 (木)
橋本佳子(m3.com編集長)
国家戦略特別区域の「東京圏」の第1回会議が10月1日に開催され、東京都と神奈川県、成田市から成る「東京圏」の区域計画の素案を議論した。医療分野では、慶応義塾大学病院において、保険外併用療養の特例で、クローン病などに対して未承認薬や適応外薬を使用するなど、三つの規制改革、計10項目の具体的事業が挙がっているが、注目されるのは、「国際的な医療人材の育成のための医学部新設等の新設に関する検討」も、「千葉県成田市などで、医学部の新設等について検討し結論を得る」との表現で記載されている点だ(資料は、内閣府のホームページに掲載)。 「東京圏」の区域会議後、会見した石破茂・内閣府特命担当大臣。 会議後の記者会見で、石破茂・内閣府特命担当大臣(国家戦略特別区域)は、「さまざまな観点から検討して結論を出さなければいけないと思っている。この考え(医学部新設)の有益性、有効性については認識しているが、議論に長く時間を要しているので、いつまでも検討しているわけにはいかない。『検討して結論を得る』と書いたのは、そのためだ」と説明。「さまざまな観点」からの検討が必要なのは、「成田という地域は国際化が進んでいること...
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