東大総長に回答督促、期限は7月3日
レポート
2014年7月1日 (火)
橋本佳子(m3.com編集長)
東京大学医学部医学科6年生の岡崎幸治氏ら5人が、同大医学部教授らがかかわった臨床研究をめぐる問題で、6月30日、総長の濱田純一氏に回答を促す公開質問状を改めて送った。岡崎氏らは6月23日付で公開質問状を提出、25日付で医学部長の宮園浩平氏、医学部付属病院長の門脇孝氏からは回答を得ていたが、濱田総長の名前はなかった(『「東大医学部、創立以来の危機」、学生が公開質問状』を参照)。7月3日までに回答を求めている。 さらに7月1日付で、宮園医学部長、門脇病院長にも、25日付の回答が不十分だったことから再度、回答を求める文書を提出している。25日付の回答では、医学部長と附属病院長主催で、教員と学生が参加する「臨床研究の倫理と適正な活性化の方策について考える会」(仮称)を開催するとあったが、「内容」と「開催時期」の2点について、「物足りなさを感じる」(岡崎氏)ため、詳細な回答を求めた。 公開質問状、5人から4人の連名に 濱田総長への公開質問状では、降圧薬ディオバンの「VART研究」、白血病治療薬の「SIGN研究」、アルツハイマー病の「J-ADNI研究」という、いずれも東大医学部の教授がかかわった臨...
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