若手6割「早期リタイア」、70歳以上2割「生涯現役」 ◆Vol.1
医師調査
2021年9月27日 (月)
小川洋輔(m3.com編集部)
1970年代に相次いだ新設医大の卒業生が定年退職の時期を迎え、大勢の医師が現場を去ろうとしている。医師は何歳まで現役でいられるのか、常勤の臨床医以外に資格を生かす道はあるのか――。人口減少に伴い医療の需要減少も予想され、自らのセカンドキャリアを考え直す医師は少なくない。 m3.com編集部は医師会員にセカンドキャリアに関するアンケートを行い、若手研修医から既に勤務先で定年を迎えたベテラン医師まで計833人の回答を得た。 何歳まで医師を続けたいかを尋ねたところ、常勤としては60歳代まで働きたいという回答が43.5%、非常勤としては70歳代までが38.5%と最も多かった。60歳未満の早期リタイアを望む声は年代が下がるにつれて増え、39歳以下の若手では58.9%に上った。一方、70歳以上では、常勤医師として「生涯現役」との回答が20.6%を占めた。Q何歳まで常勤(週5~6日程度勤務)の医師として働きたいですか● 全体では42.5%が60歳代、20.6%が70歳代まで働き続けることを希望したが、世代差も浮き彫りとなった。特に39歳以下では60歳代までに辞めたいとの回答が多く、「今すぐ辞め...
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