「憧れの教授」による尊厳死の”講義”スタート - 樋口氏×鈴木氏◆Vol.1
スペシャル企画
2021年6月6日 (日)
まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
東京大学法学部卒業後、国家公務員勤務を経て、東京医科歯科大学医学部に学士編入、今は都内で精神科医として働きながら、今年の司法試験に挑戦した鈴木恵美里氏。医学部4年時にWHO西太平洋地域事務局のHealth Lawの部署でインターンシップを行った経験などから、Health Lawの実践や研究を通じて公衆衛生に関わりたいとの将来ビジョンを描く。
鈴木氏は、尊厳死や安楽死をめぐる動きに関心があり、アメリカにおける法改正の現状などを研究しているという。その鈴木氏が対談相手として希望したのが、東京大学法学部時代に講義を受けた英米法学者で、日本の医事法制の専門家でもある樋口範雄氏(東京大学名誉教授、武蔵野大学法学部法律学科特任教授)。
議論はアメリカのPAS(Physician Assisted Suicide)/PAD(Physician Aid-in-Dying)の歴史的経緯から日本での関連分野における立法化の可能性、さらには鈴木氏のキャリアまで多岐にわたった(2021年5月18日にオンラインで対談。全4回の連載。文中、敬称略)。...
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