感染制御は成功、船由来のウイルス国内流行せず-自見はなこ・厚労政務官に聞く◆Vol.2
インタビュー
2020年7月14日 (火)
聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
【自見はなこ厚労政務官に聞く】(2020年5月から6月にかけて複数回インタビュー) Vol.1 政務官が語る「ダイヤモンド・プリンセス」の真実 Vol.2 感染制御は成功、船由来のウイルス国内流行せず Vol.3 「誤解」と「根拠ない批判」、差別や偏見も Vol.4 「ダイヤモンド・プリンセス」の教訓、国内対応に生きる Vol.5 新型コロナ対応、都道府県格差が鮮明に ――今回発表された論文(Global Health & Medicine. 2020; 2(2):63-65.)によると、検疫の目標として、(1)船内での死亡をゼロにする、(2)感染制御システムの確立と実施、(3)乗員乗客の不安の解消――の3つを掲げられたとのことです。これらの目標はいつ頃、決定したのでしょうか。 これは初期に決定したものです。国内に感染症を持ち込まないという公衆衛生上の水際対策の目的達成をすることは大前提としてありましたが、それを実行していく上での目標でした。(1)ですが、残念ながら有症状で日本国内の医療機関に搬送された後にお亡くなりになった方はおられますが、船内での死亡はゼロにすることができました。 ...
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