麻酔科医から米国で経済学者になるまで-戸田アレクシ哲・カリフォルニア大学サンディエゴ校経済学部講師◆Vol.1

メディアでも活躍する12年目の外科医、中山祐次郎氏（福島県郡山市の総合南東北病院外科）が医療界内外の「憧れの人」に会いに行く対談企画「一介の外科医、憧れの人に会いに行く」。第11弾はカリフォルニア大学サンディエゴ校経済学部講師の戸田アレクシ哲氏にご登場いただきました。戸田氏は東大医学部を卒業後、麻酔科医として勤務した後、渡米して経済学者としてご活躍されています。医師のキャリアパスや米国での研究について議論しました。（2018年9月20日に対談。全4回の連載）。 中山：初めまして。僕は大腸を専門とする消化器外科医ですが、医者6年目ぐらいからライターの仕事を始めて、本を出したり、ウェブで連載をしたりしています。このm3.comでの対談企画は僕が会いたい人に会いに行くというもので、この回は用事でアメリカに来ており、そこで戸田先生にもお会いする時間をいただけるということでとてもうれしく思っております。僕は戸田先生の1歳年下ですが、中学受験のために通っていた塾が同じ、そこでも、戸田先生の超優秀ぶりは伺っておりました。 戸田：そうですか。よろしくお願いします。 戸田アレクシ哲（写真左） 学歴：19...