「日本の医療、問題ありすぎ、どこから手を付ける?」◆Vol.15-1
スペシャル企画
2018年3月10日 (土)
橋本佳子(m3.com編集長)
日本の医師に「自国の医療制度の課題」を尋ねたところ、さまざまなキーワードが挙がった。その内容は、医師不足、医師の勤務環境・働き方、新専門医制度、大学、医療事故、診療報酬、医療費、国民皆保険、政治・行政・団体の在り方、医療の在り方など、多岐にわたり、「ありすぎて、どこから手を付けていいのか分かりません」との意見も見られた。 ◆医師不足 ・地方、分野別の必要医師数の確保。(35-39歳男性、公立病院) ・医師の適正配置が困難であること。医師を疲弊させない適正な受診者数で経営的に成り立つ保険点数が確保されていないこと。(45-49歳女性、診療所勤務医) ・研修医制度の見直し。この制度で巷から医師が消えました。基準看護の見直し。この制度で看護師が消えた。(55-59歳男性、公立病院) ・医師不足、医師の時間外における免責、医師の応召義務、医師法21条の見直し、安楽死や尊厳死の合法化、看護師業務の拡大、等々。(60-64歳男性、公的病院) ・医師をサポートする職種を考えていくことが必要。医師を増やしても医師のモチベーションは下がってしまう。(65-69歳男性、民間病院) ・地方の医師が少ない。仕...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。