医学教育改革の一翼担う総合診療医 - 丸山泉・日本プライマリ・ケア連合学会理事長に聞く◆Vol.3
インタビュー
2013年4月19日 (金)
聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
――若手医師の間では、総合診療医に対する関心が高まっているように思います。 そうですね。他の学会のことはあまり分かりませんが、我々の学会で自信を持って言えるのは、若い先生方に勢いがあるということ。よく議論する。とても闊達です。 そしてこれも大きな特徴ですが、“若手を教育する集団”が存在する。本当に皆が教育熱心です。例えば、300人くらいの医学生や初期研修医が集まるセミナーに、教える側も70~80人は参加するのです。皆がボランティアですが、さまざまな語り合いを通じて、教えていく。 その様子を見ていると、医学教育の一つの重要な改革が、医学生の側からニーズとして出てきているように思います。医学生が、医学教育の中で「何か物足りない」と感じる部分を、我々の学会が一部を満たしているのでしょう。非常に高度に発達した医学の中で、学ぶこと、覚えることは多い。しかし、その結果、学生たちが少し振り回されて、行き場を見失っている部分があるのかもしれません。 丸山泉氏は、総合診療医については、アカデミックサイトと、臨床の第一線の医師が連携しながら、学術レベルを上げていく必要性を指摘する。 ――知識偏重の医学教育...
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